2022年05月12日(木)

重度特化型デイ⑩【高齢者の春の脱水】

夏場に起きるイメージの脱水症。脱水症は、生命を維持するのに必要な水分量(血液、消化液、リンパ液)が不足している状態です。脱水によって心配されるのは、血液が濃くなってかたまりやすくなることです。脳の血管に詰まれば脳梗塞、心臓の血管に詰まれば心筋梗塞を発症し、生命の危険を伴います。

花園デイでは、皮膚のかさつき・唇や口腔内が乾燥していないか?体調不良がないか?トイレに行く回数は?オムツ内の尿量は?尿の色の濃さは?痰が口の中に溜まっていないか?水分を補給されているか?等々。花園デイで過ごして頂くさまざまなシーンで花園スタッフが観察し、脱水症予防に努めています。

脱水しやすい理由)加齢に伴う①体内の水分量の減少②腎機能の低下③薬の影響(降圧剤や下剤・利尿剤の服用)

花園デイの脱水症予防)①こまめに水分補給②水分補給量の記録③部屋の温度&湿度を調整、衣類調節④看護師による脱水状態の確認 ※特に認知症の方への働きかけは重要と考えています。